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代ゼミ世界史講師 佐藤幸夫オフィシャルサイト|ゆきおからの声

佐藤幸夫の世界史の旅

世界史講師佐藤幸夫の授業風景を動画で紹介

☆冬期講習の取り方再確認☆

2012/11/13

全曜日とも第9週の授業が終わりました(土曜日だけは10週まで終わってしまいましたが・・・w)
第7週でお話した「有意義な4年間のための志望校選択」「残り100日間の世界史最終戦略」については、しっかりと考えてもらえましたか?
“何とかなる”で後悔した先輩たちを沢山知っています。順風満帆には生き辛くなったこの世の中で、精一杯考え、精一杯努力し、精一杯生きる自分を見つけて欲しい。心からそう思っています。

さて、そろそろ、12月・1月の過ごし方を詰めなければいけない時期に来ました。第12週の授業に入る前までには動きを決めておきましょう。その目安として、以前授業でお話した冬期講習の取り方と講座の詳細説明を掲載します。しっかりと熟読して、受験最終天王山に備えて下さい!

◆冬期講習の講座の詳細&取り方◆

①冬期講習全講座内容紹介

★Ⅰ期(確定)★
私大受験者はここから1~2講座程度、国公立受験者はここから1講座の受講がベストである。*予習・復習方法は全てのテキスト内に掲載。テキスト入手後、すぐに内容を確認しよう!

A: タテとヨコで見る世界史バイブル《テーマ史総整理》
“世界史受講者必須のテーマ史”です。1年間学習してきた世界史を縦にまとめて、入試実践版に慣れることが狙いです。テキストには約45のテーマすべてを掲載、講義内ではこの45テーマ以外の重要&流行5テーマを1日1テーマずつ板書解説していきます。2学期の復習が終わってからの受講が望ましいでしょう。論述対策には最適なので、国公立2次論述がある人も必須と考えます

B:  戦後史で今を知る世界史バイブル《20世紀の各国史》
夏にやった冷戦・ヨーロッパ統合・朝鮮戦争・中華人民共和国史・ヴェトナム戦争・カンボジア内戦・中東問題の板書はテキスト内に掲載してあるので、復習で使って欲しい。講義ではそれ以外の地域を各国史で板書解説していきます。テキスト内には大学生になっても愛用される入試良く出る国約120カ国の歴史データを掲載しているので、世界史巧者には間違いなく必要となるでしょう。志望学部で戦後史が大問1問以上毎年出題されている場合、又は世界史でどうしても稼ぎたいという受験生、近現代史が必修となっている学部受験者は受講必須となるでしょう。基礎~標準レベルに力を入れねばいけない受験生はCの正誤対策救世主メシアの授業にある戦後史でまかなうと良いと思います。

C:正誤絶対克服!世界史最後の救世主《1年間総集編》
“冬期で最も受講人数の多い授業(衛星・フレックスも含め)”です。1年間の通史&戦後史&文化史の全範囲全時代の総復習、約8割正誤問題を擁して、完全総復習していきます。1学期の所が抜けている現役生全体的に世界史を苦手とする受験生センターで9割以上は確実に取りたい受験生(センター試験の過去10年間のデータと予想も掲載してあります)は毎年この講座が第一優先です。
偏差値60未満の人は絶対に受講し、足を引っ張らない世界史への最後の救世主となります。まさに、“メシア”なのです。また、ある程度できる人にとっては、自分の知識漏れの最終チャックの場ともなるでしょう。
予習100%で、授業は完全解説と入試出題方法などを紹介していきます。予習するのに5日間は必要となるので、それを考えて、受講するタイミングを決めましょう。

D:センター試験《近現代・戦後史・文化史・テーマ史編》
“苦しい世界史を勝負できる世界史まで引き上げる講座”“センターだけだからと、後回しにしてきて、今になって本当にヤバイと感じている受験生専用のセンター世界史講座”です。広範囲を満遍なく学習することではなく、残り1ヶ月で勝負を掛けるために、「当てに行く」ことを狙いとしています!平均越えは絶対!8割越え(偏差値58程度)をポイントとします。テキストは、センターの過去15年分の本試験・追試験の問題を分野・単元・テーマ別に分け、それを解説しながら、今年の問題の予想とポイントを板書・講義しています。

★Ⅱ期(確定)★
自分の受験する学部の過去問だけをやればOKと思ったら大間違いです。かといって、すべての学部の過去問を買って、自分でやりこなすことなど到底無理です。そのための講座だと思って下さい。第1・2志望までの受講を勧めます。また、絶対に滑り止めにしたく、どうしても世界史は落とせない大学があれば、必ず受講しましょう。早大予想以外はすべて2コマ講座ですので、負担にはならないでしょう。すべての予想問題演習のテキストには、6ヶ年全学部設問データ、頻出単元・地域・テーマ紹介、グラスノスチ(必須用語・重要用語・盲点用語・ハイレベル用語)、2013年の予想問題(自作)を掲載してあります。1月の講義までにしっかりと使いこなしておくと有意義な大学対策になることは間違いありません。早稲田対策・慶応対策・上智対策は、2年連続受講をお勧めします。演習に使う問題や、おまけとして掲載する問題はすべて昨年と違うものを入れてあります。

A:早大世界史予想問題演習(4コマ)
17ヵ年のグラスノスチの重要部分の解説、合否の分かれ目となる難解正誤は100問自宅演習・講義内解説でマスター、2013年用赤本には掲載されていない年度をすべて掲載、最高のテキストと最高の的中率で合格へ導きます。たとえ1学部しか受験しなくとも受講することを強く勧めます。ただ、国際教養学部・文学部・文化構想学部の中の1学部しか受験しないのであれば、配点から考えて、他大学の対策授業の受講を勧めます。

B:慶應大世界史予想問題演習(2コマ:衛星放送無し)
早慶上智大の中では最も傾向が少ない大学です。英語の配点が高い大学なので、世界史の重要性が低い学部があります。注意して受講して下さい。最も傾向性が強く、配点も高く、対策の必要性があるのは経済学部です。中レベルの正誤、史料問題、グラフ問題、100~150字論述などがあり、この講座が必須です。
その他の3学部は、頻出用語・頻出分野と単元を潰し、最後の狙い目を講座の中でチェックしていく形になります。ですので、経済学部以外の2学部以上を受験する人はこの講座を取りましょう。但し、テキストはオリジナルのモノではありませんので、重要データや予想問題などは補助プリントの形で授業前に配布していきます

C:上智大世界史予想問題演習(2コマ)
過去問を見たことある人ならば、この大学の特殊さがお分かりでしょう。夏期講習の早慶上智対策講座でもお話ししたように、世界史は受験者平均を越えなければ、世界史得意者や日本史・数学選択者に大きく水をあけられてしまいます。講座を取る・取らないとでは大きな差が出ることは、この講座のテキストと過去問を見比べて頂ければ分かります。年代・写真・地図・正誤などの特殊な出題方法に対する対策方法、頻出用語・分野・単元の掲載は勿論、予想問題も掲載してあります。英国どちらかが苦手な人は何としてでも世界史で得点しなければ合格は見えてきません。この講座に最後のレベルUPを託して下さい!
*センター後では間に合いません。できる限り、センター前に受講しましょう!

D:明治・立教・青学・中央大世界史問題演習(それぞれ2コマずつ)
MARC4大学それぞれのすべてのデータをテキスト内に揃えました。頻出単元のチェックポイントを授業内で解説する他、文化史データ、戦後史データ、全大学頻出特殊テーマ・予想問題も掲載し、今年の狙い目をチェック・解説していきます。講義中心の講座です(演習は自宅で)。第1・2志望ならば必ず取りましょう。同大学2学部以上の受験ならば必ず取りましょう。特に明治・立教は傾向が強い大学です。英語と国語で確実に得点する方が合格の近道ではありますが、英国に難を抱えている者は、この対策授業で世界史を1点でも多く獲得する道具にして欲しいと思っています。世界史ならば、当たれば取れる!これを信じて下さい!

②こんな人はこう取れ!

問1:どのくらい講座をとればよいか?

世界史の平均取得講座は、
私立志望Ⅰ期は1~2講座程度
Ⅱ期は志望する大学の対策講座2~3講座程度
国立志望(私立併願)Ⅰ期は1講座程度
Ⅱ期は志望する大学の対策講座1~2講座程度
*昨年も受講している人はそのノートを見て理解できる・点が取れるのであれば取る必要はなく、とっていない講座をとりましょう。

★以下の人は要相談★
*金銭面で1つが限界
*センターのみ
*英語重視で世界史はあまり必要としていない
*あまりにもできなすぎる
など・・・手紙でも直接でも、早めにご相談を!
(*手紙・FAXに自分のメールアドレスを丁寧に書いてもらえれば、メールにて返信します。
それの方が早いかも・・・)


問2:Ⅰ期の2講座はどう選ぶ?
◆私立志望得意者◆
①難関校戦後史  ②テーマ史

◆私立志望普通◆
①テーマ史  ②救世主(メシア)OR 難関校戦後史

◆私立志望苦手者◆
①救世主(メシア) ②テーマ史

◆センター重視者◆
①救世主(メシア) ②センター対策
*初心者&ダメダメならば、『センター対策』がよい。

◆国公立志望者◆
①テーマ史  ②救世主(メシア)OR 大学対策
*センター不安・世界史苦手者はメシアへ
問3:取りたい講座が3つ以上ある場合は?

①夏期の文化史・高頻出戦後史のフレックスは12月中には受講。
②テーマ史は板書が多い(いつものコンプリートくらい)ので、目の悪い人はそれを考慮して受講せよ。
③救世主(メシア)は半端ない予習量なので、苦手な人は、1月に回すのがベスト。板書は少なく、スピードは速い。授業が復習と思え。
④もしフレックスを考えるならば難関校戦後史がよかろう。センターでとりあえず高得点を!と考えるならば、センター後の受講がよい。
⑤Ⅱ期は上手にとれば複数受講は可能。ただし、テーマ史・メシアなどが知識になっていることを前提としたい!

問4:このレベル&この志望者はこれを取れ!
→ 基本はテーマ史受講必須
→ 不安者(偏差値60以下は必須)は救世主メシア
→ 巧者は戦後史(20世紀の各国史)
→ 論述はテーマ史で戦える!
→ MARC予想・・・2大学以上または同大学2学部以上受験する場合は必須
(但し、立教は世界史軽視なので、英語・国語で稼げるならばいらない)
→ 早大予想・・・1学部でも合格したいと思うならば必須
(但し、文・文化構想・国教のい  ずれか1学部しか受験しないのならば必要なし)
→ 慶応予想・・・経済学部は絶対!商学部のみなら入らない!
→ 上智予想・・・どの学部を受けるにしても、英国のデキがどうであろうと、
受験者は必ず受講しましょう。

※3種類の大学対策講座を複数受講できるように設置してあるので必要と在らば、悔いを残さないためにも、お金に糸目をつけず、藁をもつかむつもりで、受講して欲しい!