■コンプリート世界史①②
- 【予習】
- 指定された講義範囲の概要をさらりと押さえてくる。授業が頷きながら聞ける程度のレベルにしてくればよい。所要時間は1時間以内。講義調の参考書(『はじめから分かる世界史(オレンジ゙本)』学研)・教科書・テキスト・穴埋めノートなどを使用。
- 【復習】
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- ノート清書&整理
ノートの作り方は第1回の授業で教えた作り方にもとづいて作成しよう。コンプリート①・②は西洋編・東洋編と地域が違うので、清書ノートは必ず2冊に分ける。それぞれ2時間以内) - ② 授業再生(60分間ノートを黒板と見立て声を出して授業をやる、それぞれ1時間以内)
- ③ 一問一答(三省堂『そのまま出る世界史一問一答』:週3~4回10分程度)
- ④ 問題集実践(代々木ライブラリー『オンリーワン世界史:古代・中世・近代編』:60~80分程度)
- ノート清書&整理
■WJK&難関校世界史のための最高水準
- 【予習】
- 毎週1講ずつ進んでいく。テキストで受講する講のページにある「講義の前に」の空欄を埋めて、基礎~標準レベル(コンプリート世界史レベル)の語句知識を事前につけてくること。
- 【復習】
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- ① Bible板書(佐藤幸夫が講義内でつくりだす板書)を情報カードに清書&整理(1時間程度、半年後に見ても分かるようにしっかりと自分なりの解説をつけておく)
- ② 「講義の前に」追加されたレベルアップの説明を見やすいように整理しながら、予習と同じように空欄を見ないで回答できるかどうかを確かめる。30分程度でいいだろう。
- ③ その講のテキストの「講義の後に」に掲載されている入試問題を行って、答え合わせをすること。(30分程度、時間がなければ解答だけでも書き写しておくこと)。
情報カードとは
情報カードとは『WJK&難関校世界史のための最高水準』で世界史講師佐藤幸夫が板書した内容を受講する受験生が書き留めたA6版サイズのまとめノートのこと。
本講座はコンプリート世界史とは異なり、一枚の板書に全体の流れがあらわされておらず、個々の事象をクローズアップした板書となる。それゆえ通常のノートのような大仰のものを作らずテキストの内容を深めるものとして携帯性も考慮し作成させる。
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■センター世界史
- 【予習】
- テキスト内の空所を解答見ながらでよいので埋めておこう。余裕がある人は一問一答で人物を中心とする歴史用語には目を通しておくとよい!
- 【復習】
- 授業中の板書をきれいに清書しておく(30~45分程度)。覚える用語はテキストの空欄なので、チェックシートを使い、授業の流れに合わせ覚えてみよう。時間があれば、一問一答(センター重視の人はセンター一問一答を!)を週2~3回各10分程度でよいので、実施する曜日や時間を決めて継続実践してみよう。
◇ノートの清書と整理の仕方◇
第1回の講義内(動画参照)でも話しているのでそちらを視聴してほしい。特に苦手な人ほどノートを作成する重要性と必要性を1回目の授業から認識してもらえることだろう。書くことや整理することは暗記科目を学習する姿勢をつくることなのだ。それを面倒くさがっていては決していい結果をだすことはできない。以下にポイントと先輩方の作ったノートを載せておくので参照してほしい。また、これらを参考にさらに進化させたオリジナルノートを作成してもいいだろう。
ポイント
ノート左ページの清書と整理-
ここに板書のまとめを書きうつす。黒板に書かれた11行分をノートの1行おきに書いていくのがポイント。清書と整理の際に、色チョークの部分を赤セルなどのシートをのせて学習できるようにする「シートかぶせ方式」か、空所にして近くにその空所の語句を赤字などで書く「穴埋め方式」でノートを完成させる。
-ノート右ページの清書と整理-
右ページには自分で調べたモノ、地図、テキストの図表などを貼る。後から書き込みなどを加える場合もあるので1回の講義で見開き3~4ページくらいの気持ちでスペースに余裕をもってまとめておいたほうがいい。
シートかぶせ方式の例 (クリックすると拡大画像が表示されます)
穴埋め方式の例 (クリックすると拡大画像が表示されます)
■1週間の学習カリキュラムがあなたを劇的に変える!?
カリキュラムを作るとはスケジュールとは異なり、大学受験というゴールを見据え、決められた期限の中で自分自身の学習段階に沿った教育内容を組み立てていくことである。夏休みに計画表を作りなさいと言われて作って挫折した曜日別スケジュールとは根本的に考え方違う。
教育内容は私が教えているものだから受験生は、意外とある無駄な時間を取り除き、学習達成度を確認し、教科バランスの良い学習習慣を身につけるためにカリキュラムの作成を行うのである。今まで、思うがまま無計画に生活している人には酷な話だろうが真面目に1週間の自分の生活リズムを見直して受験勉強に適応した頭と体を作って欲しい。
カリキュラム作成上のポイント&注意点
- (1) 予備校や高校での講義や授業以外も1コマ90分を1学習単位とし、必ず休憩30分(又は20分)を作る。これを1週間で十数コマつくり、そのコマに学習内容を組み込んでいく。
※現役生は学校の1コマ(50分)を基本的な1学習単位とする。 - (2) 覚える内容は増えていくわけだから、過去に行った学習を見直して1週間単位で内容を変えていくこと。無理は禁物!
- (3) コマ数の多い国公立受験者を除き、日曜日は計画に入れずに予備日としておく。
- (4) 授業後の最初のカリキュラムは欲張らずにまずはすぐにノート整理を行うこと。左に板書、右は調べモノ、長めの追加説明や地図・表・グラフも右に。地図・表・グラフ内の重要用語は修正ペンで空欄にし、暗記しやすいように工夫すること。
- (5) 何曜日何限目に何の講座の復習(やるべき内容も決める)をするのかなどバランスよく振り分ける。特に復習や予習に時間のかかる他科目の学習とバッテイングするときにはよく考えること。注意すること。特に国公立受験者はかなり講義コマ数が多くなるので、受けっぱなしで復習ができない講義が出る可能性が高いので要注意だ!
- (6) 各教科との学習時間(講義と自己学習の時間を合わせた時間)のバランスは大学入試における配点で決めること。
※人それぞれではあるが、平均して私大志望は12~15コマ、国公立志望者は16~20コマが限界と考えられる。 - (7) 体調不良や予定内に終わらなかった場合はその内容を既定学習時間を延長して行うのではなく、予備日の日曜日に行うこと。曜日ごとの教科バランスや学習のリズムが崩れてしまっては本末転倒だ。
- (8) カリキュラムには初学者は『はじめてわかる世界史(オレンジ本):講義調』(学研)を熟読する内容を入れておこう。
- (9) 経験者はカリキュラム内に三省堂『そのまま出る世界史一問一答』を軽くやっておくと次の講義は聞きやすくなるだろう。